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| November27,
Saturday (sunny)
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沖縄を去る日になってしまった。
私にとっての沖縄は、たった3ヶ月、されど3ヶ月、そしてあっという間に終わってしまった3ヶ月だった。
気温も人も風景も穏やかな温かさで満ちていて、いつかまたきっと戻ってきて暮らしていきたいと願う場所だった。
沖縄の人は超安全運転だったし、この3ヶ月間何かに怒っている人を一人も見なかった。
沖縄には子供がたくさんいた。
少子化の日本の中で唯一出生率が高い県なのだそう。
街の風景の中で子供が多いと、とても安らぐものなのだなぁと感じた。
赤ちゃんから高校生まで、若い息吹を感じられることは、社会を豊かな雰囲気に包んでくれるのだなぁと心から思った。
沖縄のような気候風土の中で、子供をたくさん産んで育てて生きたいという心理もわかるような気がする。
一方で、失業率が一番高い県も沖縄なのだそうだ。
若者は高校を卒業すると本土の大学に進学し、大人たちも就職を求め出ていく人が多い中、逆に本土からは安住の地として沖縄を選ぶ人々が増え、人口の増減を平均に保っているのが現状なのだそう。
押し寄せる時代の波に何度も呑まれ、沖縄は様々な文化に対応してきた。
今確実に日本になりきってしまおうとしている沖縄が、時々哀しく思える時もあった。
果たして彼らが文化を選ぶことができたのなら、琉球王国文化、中国文化、アメリカ文化、日本文化、その他緒アジア国文化のどれを選んだのだろう、などと考えるのは不毛かもしれないけど、せめて独自の文化を最優先に維持した、平和な沖縄県であってほしいと思った。
実際そうあり続けようと努力を重ねているのが沖縄の人々の姿だった。
沖縄を去っても、基地問題を始めとした沖縄の緒事情には感心を持ち続けたいと思う。
これまで沖縄での滞在日記にお付き合いいただいてありがとうございました。
写真の整理をして、近いうちにAlbumにもアップしたいと思いますので、またご覧ください。
そしてまたどこからか日記をスタートさせたいと思いますので、是非またきてくださいね!
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| November26,
Friday (sunny)
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いつも繁盛しているお店には必ず理由があるものだと、見知らぬ街を歩いていても実感することがある。
バリに行った時には、食堂で実感した。
言ってしまえば当たり前のことなのだけど、“食堂”という場所は“味”だけが結果を生み出していると思う。
どんなに大きくてお洒落な店を構えていても、閑古鳥が鳴いている場所をいくつか見た一方で、大通りから外れた所にある小さくて古い店がいつも混んでいたりした。
そして何年も前から使い古したであろうお皿に盛られたそのお店の食べ物は、実際とても美味しかった。
沖縄に来て、住んでいる場所からそう遠くないところに、いつも混んでいる場所が2箇所あった。
1つは『耳鼻科病院』で、もう1つは『八百屋』だった。
この耳鼻科病院は一見モダンな喫茶店にしか見えず、前面ガラス張りの窓からは、外からでも中の様子が全て見える作りになっていた。
そこには、映画のスクリーンのような大画面のテレビが置かれ、明るい照明の中、母親と子供達でいっぱいだった。
入り口には小さなショーウィンドゥがあり、季節に応じてハロウィーンやサンタクロースなどのオブジェが飾られていた。
確かに子供でなくとも具合が悪くなった時には、暗〜い病院よりは、こういう明るい病院に行ってみたいと思ってしまう。
もう一つの八百屋さんは、一見何の変哲もない普通の八百屋なのだけど、店先の歩道にいつも手書きのメッセージを掲げていた。
台風で野菜が急騰したときには、“早く安くならんかね?”
と書かれており、お薦めの野菜がある時には“カボチャがおいしいよぉ〜!”
などと書かれていた。
たったそれだけで親近感が沸き、車で走っていても目を引いた。
そして家族で営んでいるお店の人たちは皆、実際とてもフレンドリーで明るく、利益より安さに挑戦するような“人が良い”人たちだった。
経営や商売は、『思いやり』や『心意気』が通じて実を結ぶものなのかなぁと思った。
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| November19,
Friday (sunny)
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沖縄風広告
沖縄では路上や畑の片隅などで、様々な告知事項が書かれた横断幕を見かける。
内容は幅広く、同窓会の案内だったり、講演会のお知らせだったり、さだまさしのコンサート情報だったりする。
最初に見たときにはなんだか素朴でほのぼのした風景だなぁと思っただけだったけど、よく考えてみても布一枚で済む広告は経済的且つ効率的ですごくいいアイディアではないかと感心する。
どれもが筆書きの達筆な文字で書かれているので、きっとこれを書く専属の人がいて、職業としても成り立っているのだろうなぁと思う。
沖縄で生まれ育った人々にとっては当たり前の風景なのだろうけど、外からやってきた私などから見ると、妙に情緒的な沖縄の風景として心に残ってしまう。
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| November18,
Thursday (rainy)
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久しぶりにタクシーに乗った。
沖縄のタクシーの運転手はとてもフレンドリーで、いろいろと話しかけてくれる。
『本土は今頃、紅葉が綺麗でしょうね…』と運転手さんが言った。
私は『そうですね。
そろそろいい時期かもしれないです』
というと、『いいなぁ。
紅葉を見に、富山あたりに行く予定だったんですよ。
でも借金を抱えてしまって行けなくなってしまったんですよ』
とギョッとするようなことを運転手さんはつぶやいた。
私も『…借金ですか…』とつぶやくと、『そう、40万円。
ギャンプルで』と返され、何と言っていいのかわからなくなってしまった。
私はふと、前から疑問に思っていた、沖縄でよく目にする怪しい喫茶店について聞いてみることにした。
それは、一見普通の喫茶店のように見えるのだけど、何か重々しくて入りにくい雰囲気を醸しだしているのだ。
それら全ての喫茶店に共通することといえば、外から中が見えないようになっていることだろうか。
そそられるものの、怖いお兄さんが“コーヒー一杯1,000円ね”
などと言ってくる様子が店の外からでも連想され、これまで足を踏み入れることができなかった。
『あのぉ、沖縄の喫茶店って、何か違うんですか?
純喫茶とか書いてありますよね…』
と尋ねると、運転手さんはすかさず『それで摩ったんですよ。
テーブルにゲームが設置してあってね、ポーカーとかマージャンとかギャンブルができるようになっているんですよ。
違法だけどもね。
そうでもしないと喫茶店もやっていけないから。
コーヒーがタダとかモーニング・セットをタダにしてくれる所もあるんですよ。』
と教えてくれた。
私は妙に納得しつつも、『えー、そうだったんですか。
コーヒーを飲むだけでもいいんですよね?』と、思えば当たり前の質問をしていた。
目的地まで500円。
“お釣りはいいです”と言うこともなく、私はタクシーを降りた。
来年は綺麗な紅葉を見に、富山県に行けるといいですね。
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| November14,
Sunday (sunny)
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新札を期待しつつ、郵便局のATMでお金を引き出しに出かけた。
新しい一万円札と、5千円札と、千円札が欲しくて16,000円とボタンで押す。
内心ワクワクしていたものの、見慣れた千円札が16枚出てきた。
う〜ん、ATMに期待するのにはまだ早かったようだ。
家まで帰る道、那覇市市長選の選挙カーが通り過ぎた。
今日の夜、新市長が決定する。
ここ数日、ウグイス嬢の声が至るところで響いていて、信号待ちなどで車を止めていると、『こんにちは。
あい子です。 今、本人が隣りにおります。
本人です!
よろしくお願い致します。』と、隣に止まったバンから、幾人もの笑顔と、白い手袋をつけた何本もの手が私に向けて振られていた。
こういう時ってどういう反応をしたらいいのかと悩み、信号待ちの時間が何倍にも長く感じてしまう。
街に並ぶ、選挙のポスターを見てみると、どのポスターも顔写真の横に“ケンジ”“チョースケ”“ヨシキ”“たかし”と名前だけが強調されてデザインされており、ウグイス嬢の言葉も『たかしです。
よろしくお願いします。 た・か・し。
た・か・し。 たかしでございます!』
と名前を連呼していて、“とにかく名前を記憶して!”という意図が充分に感じられるものだった。
選挙は候補者も選ぶ方も大変だ。
今日沖縄県から、14人のボランティアが新潟県長岡市に派遣された。
『災害弱者』と呼ばれている老人と子供達の為に、保育士、介護士、そして三線(三味線)などの楽器を演奏できる方々などで構成されているとのこと。
その他、沖縄のホテルや民宿などでは、被災地の人々の受け入れ調整をしているところなのだそう。
最南端にある沖縄県、とても優しい場所だと思う。
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| November6,
Saturday (sunny)
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『A&W』店内
root
beer
chicken sandwich
日本では沖縄にしかないと思われるファースト・フードレストランに、『A&W』がある。
沖縄の人は、エンダーと呼んでいるのだそうだ。
A&Wをネイティブのように早く正しい発音で言うと、“エンダー”になるからだと思われる。
しかしよくよく考えてしまう私は、A&
がエンになるのは納得しても、W(ダボー)のボーを外しちゃいけないだろ〜、とこだわりの呪縛に嵌ってしまう。
それはさておき、この『A&W』は、メニューは勿論、食器やお店のインテリア、広いドライブ・スルーに至るまでが、とてもOld
Americanスタイルにつくられていて、『A&W』オリジナルのマグカップやトレーナーなども売られている。
支店によっては24時間営業で、沖縄の人にはとても人気のお店のようだ。
ここに来たら飲んでみたいと思っていたのが『ルート・ビア』だったので、迷わずオーダーした。
“16種類の薬草から作られる、ノンアルコール飲料”という情報だけ知っていたので、栄養価の高いビールを想像していたのだけど、一口飲んでみてビールとはかけ離れた甘〜い味にショックを受けた。
これは確かにアメリカの味だ。
名前は忘れてしまったけど、同じ味のジュースや、赤いネジ巻き状のグミを食べたことがある。
わかり易く言うなら“サロンパス”の味で、気をつけて選ばないようにしていた味だった。
とはいえ、以前は健康に悪そ〜な味だなぁと決め付けていたものが、実は創立者の一人であるAllenが、病気の友人のために作り上げた健康ドリンクであったのだと知ると、割と美味しく飲むことができた。
…でもなぜ"beer"なのだろう?
http://www.awok.co.jp/
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| November4,
Thursday
(sunny)
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“光陰矢の如し”
とはよく言ったもので、ハロウィーンのかぼちゃがお花屋さんから見えなくなったと思ったら、今はもう街の随所がクリスマス・モードになっていた。
もう11月になってしまったんだなぁ…。
私は秋という季節が好きだ。
食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、それに女性にとっては、好きな色のコートとブーツに、深々とニットの帽子なんかをかぶって、澄んだ空気の中を歩く、などといったことも小さな愉しみだったりするんじゃないかな。
沖縄は、朝・夕を除けばまだまだノースリーブで歩け、夕方もカーディガンが1枚あれば肌寒さをしのげる気温なのだけど、人は皆、短い秋という季節を自ら求め、楽しんでいるように感じる。
お店には冬服が並び、街の木々は電飾で美しく輝き、クリスマス・ツリーなどもよく見かけるようになった。
最近は本を借りる為に、図書館に通う日々が続いている。
中学や高校の時の『社会』や『歴史』、そして『科学』といった授業は自慢じゃないけど大嫌いだったのに、今読んでいる本の殆どがそういう類のものになってしまった。
言い訳ではないのだけど、世の中のしくみや流れを良く知らない十代の若き頃には、暗記してそれを紙に書き出すという目的以外には、興味が湧かないのが自然で、こうやって歳を重ねてきてやっと、自主的に勉強したいと思うものではないかと納得している次第。
そんな中、ネット・サーフィン中に素敵な教科書に出会うことができた。
正直、“こんな先生に教わっていたら、私の成績ももっと凛々しかったのになぁ…”と思わせてくれる、現役教師のかたが開設しているHPです。
秋の夜長、よろしかったら是非一度覗いてみてください。
http://www.geocities.jp/timeway/
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